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2004/05/25

私的模型誌評2004年5月発売号

月刊ホビージャパン誌

まず最初はリニューアルの告知、10月号(8/25発売)より大きさがA4ワイドになるそうです。そして、付録も付くそうです。付録が付いて値段があがることについては私個人としてはあまり賛成できませんが、これも時代の流れなのかと思いますね。今後の雑誌の方針としてはHOW Toをメインにとのことです。個人的には野本氏のNOMOKENが復活するそうなのでそちらに期待したい。
それでは順にいきましょう。
SEED MSVから野田氏の1/144ストライクルージュ+I.W.S.P. シャープでかっちりした仕上げは非常に綺麗だと思います。I.W.S.P.もキットもかなり出来がよさそうです。スカイグラスパーにドッキングさせているのは特に良いです。アタッチメントユニットの自作は参考になります。河村氏の1週間で作るルージュもこれまでの作例を踏まえているのはさすがです。内容的には基本中心ですが製作の助けにはなると思います。つづいて、ライトニングストライクは絵が意外とかっこいいですね。胸についてるパーツを見るとガンダムXのG-ファルコンを思い出してしまいますが。作例は松田氏ですね。両サイドのユニットの大きさとかバランスが絵のとおりに再現するにはなかなか難しいと思いますが良い感じでまとめられていますね。絵の二次元的な嘘を立体にするときにうまく消化して形にしていると思います。SEED MSV戦記第二回は珊瑚海です。ジンフェムウス(ジン水中試作型)を木村氏が製作しています。グーンの試作型だそうです。やっぱりグーンの中身はジンだったということでしょうか(笑)しかし、似てるようだけど実は別物というのを製作すると言うことがいかに大変なのか感じさせてくれる作例です。
35周年企画の船戸氏製作のアストレイ用パワーローダーの連載も始まりました。でかいっすね、マジで。これだけの大きいものの強度を保ちつつ、可動までさせるのはめちゃめちゃ大変だと思います。過去、模型誌の大きいものスクラッチと言えば、モデルグラフィック誌での牛久保氏の1/144サイコガンダム完全変形とか電撃ホビーマガジンの表紙用バストアップモデルとかありましたがこれを超えるインパクトを与える作例になるのではと思っています。
更井氏の1/100プロヴィデンスは手堅い仕上がりで好感の持てる作例だと思います。惜しむらくは色味の関係上、パール塗装が誌面上の写真では伝わりにくいことでしょうか。このガンダムってガンダムMK2そっくりの色なんだなと今思いました。

続いて映画化の報が入ったZガンダム特集
渡辺圭介氏のMGリックディアス。クワトロ仕様で仕上げられています。赤がつや有ですので、その下地の仕上げが非常に丁寧にされているのが誌面でも良くわかる作例ですね。キットの形状が非常に良いみたいですので先月の更井氏と同様大幅なプロポーション変更は行っていないようです。これ見てたら私もリックディアス作りたくなってしまいました。JUNⅢ&りょう氏のガンダムMK2ですが個人的に大好きMK2ですので見る目がどうしても厳しくなってしまいます。過去にもMAX渡辺氏などが作られた作例もあるわけですから製作されたJUNⅢ&りょう氏も相当プレッシャーがあったのではと思います。改修としてはポイントをついてよいバランスで仕上げられていると思います。が、先述のとおりどうしても厳しい目で見てしまうと言ったのは過去にモデルグラフィック誌で千草氏が1/72でスクラッチし小田氏がフル可動にしたものとみすまる氏がMGを製作したものの二つが頭の中に残っているせいなのです。テレビのイメージというよりも近藤版的なディテールと独特のマッチョなプロポーションがすばらしい千草/小田版。MGキットをベースとしつつもHG(HGUCにあらず)ガンダムMK2のインストに描かれたカトキ氏の画稿に近い感じで仕上げられたみすまる氏版。この二つが私の中でベストに近いのです。あくまで好みの問題ではありますが。逆を言えばMK2はバランスが非常に難しいのかもしれませんね。続いて同じくJUNⅢ&りょう氏による1/144ネモ。かっちょいいです。私もHGUCジムと2個イチで考えていましたがコマンドのほうが良さそうだなと思いました。これはぜひ近いうちに真似してみたいと思います。またしてもJUNⅢ&りょう氏による1/144ガルバルディβこれもいい出来です。元キットが意外と出来が良いのがわかると思います。これもそのうちにまねしたいと思います。そして、Z-MSVから松田氏のガンキャノンディテクター。これ、じつはメタスバリエーションなんですけね。マニアックすぎて誰も知らないだろうけど。出来に関しては言う事なしです。
ザククロニクルはお久しぶりの一文字突破氏製作の1/144ザク2練習機です。近藤和久氏作画のMSV戦記に出てきたF・ブラウン機ですね。SD版まで作っているのは氏ならではかと。バックパックは昔なつかしのBクラブ製のを使用しています。うちのマウンテンサイクルを掘ってみたらうちにもありました(笑)これもそのうち真似してみたいと思います。おれんぢえびす氏によるGMコマンド、手堅いです。元キットも出来がよいのでいじるところなさそうですけど、肩軸の可動とか地道な改修をおこなっていますね。コマンドで作るよりもGM改にしてしまう人が多そうですけどね。

やっとガンプラ作例が終わりそのほかの作例へ。
速水氏のSUPER3DSHOW。今回はボルテスV。剣で叩き斬った後の「抜き」のポーズが非常にかっこいいです。この剣で斬るというのはロボットモノでは王道ですが模型でカッコよいポーズで作ると言うのは非常に難しい。関節の位置とか個々のパーツの形状とかいつものことながら学ぶべきところが多い作例です。続いて田之村秀樹氏による1/144ヒュッケバイン徹底改修。氏は自らスクラッチしたヒュッケバインとかのガレージキットをイベントなどで販売されていたりもするモデラーです。その作品たちの出来は非常にすばらしいです。そんな氏が製作するこの作例もとてもかっこいい仕上がりになっています。ラインの捕らえ方や胸部、頭部のバランスなど流石だと思いました。おいそれとまねできる作例ではないと思いますがこのキットのポイントを見極めるには参考になると思います。
寒河江氏のキューティーハニー(サトエリ版)のフィギュアコレクションの記事ですが戦闘員がどうしても北陽の虻川さんに見えてしまうんですけど・・・フィギュア自体は彩色さえ良ければ欲しいなと思いました。

電撃ホビーマガジン誌

まずはSEED関係から。矢永氏の1/144ストライクルージュ+I.W.S.P. HJ誌の作例と比べると塗装にグラデーションがきつめに入っているせいかやわらかい印象を受けます。作例自体はとても好感の持てるものだとおもいます。NAOKI氏のミゲル用ジン。氏お得意の自作デカールが効果的な作例だと思います。個人的にはコーションマークは黒にして白いところには貼らないほうが良かったかなとは思いました。赤澤氏のガンバレルダガー、スクラッチです。すごいですねこんなものスクラッチする人って。色変えたらF91のヘビーガンみたいですけどね、ダガーって。1/100プロヴィデンスは射水氏。こちらのはHJ誌のとはちがいつや消し塗装ですね。記事としては後ハメ工作をメインとして紹介されています。にしても、とげとげですね、これ。角田氏の1/144SEEDジオラマは最終話のフリーダムVSプロヴィデンスのシーンです。こういう浮かしたジオラマって配置が難しいのですけどよくまとめられていると思います。

今井氏製作によるMGリックディアスは今月の模型誌作例の中では一、二を争うお気に入りな作例です。アナハイムジャーアナルを参考に改修されたパーツの形状とかもさることながら、そのディテールの繊細さ、カラーリングの美しさと見所たっぷりな作例ですね。実物を拝見できる機会がもし訪れるのならば穴が開くほど見てみたいです。氏の過去の作例はボークス神戸店に何点か展示してあるのでいつも行くたびに眺めています。ホントかっこいいですね。

中村圭氏のVF-0Sバトロイド形態。ハセガワ製キットを使用しているとはいえ元はファイター形態のキットをよくここまできっちり仕上げたものだと感心します。どう見てもVF-1より強そうとかは言ってはいけないです。日野氏のSV-51を見てこれって変形するんだとはじめて気づきました。エルガイムに出てくるガイラムみたいですけど。桜井氏と岬氏の合作によるリアクティブアーマードVF-0S。作っただけでも本当にすごい。キットが頭部くらいしか使えてないというのがまたなんとも。越智氏のぷはプラモのプを見て、リューターの先端ビットのポリッシングセットを欲しくなってしまった。米津氏のVF-0Dは設定どおりのデルタ翼の再現が見事です。カラーリングも私好みな色で見ていて飽きない作例です。スーパーロボット大戦のコーナーにはグルンガストの弐式が。スマートではあるものの力強くてかっこいいです。誌上通販でこれを購入できるというのはすごい世の中になったものですね。

月刊モデルグラフィック誌

今月は飛行機モデルのHOW TO特集
先月号のガンプラのHOW TO特集もそうでしたが、とても参考になることが紹介されています。今まで気づかなかったこととかありますし、驚くこともあります。とてもありがたい特集ですね。バルキリーとかコブラとか作るときには参考にしたいです。

ChamiⅡ氏によるWガンダム(Ver.Ka)コーション以外の大判文字を貼らないところが潔い感じです。細かいところのディテールアップとかはホント良く見なきゃわからないというのがこのキットの作例の最大のネックだと思いますね。色のレシピは予想していたのとほぼ同じでした。

MotoGPマシンの実車写真はホント貴重です。それもモデラー視点で撮影されているのは特に。04ヤマハのM1ロッシ号とか04型RC211Vレプソルとかカッチョいいです。カワサキのZX-RRはずいぶん洗練されてきましたね。ほとんど中継で映らないスズキのGSV-Rなんて貴重です。
1/43ルノーR23はこのサイズで大小さまざまな空力パーツをきちんと仕上げているのはすばらしいですね。私にはきっと無理です。
1/35ドラゴン製キングタイガーはクレオスの新色、水性ホビーカラードイツ千戦車色セットを使用しているそうです。水性ホビーカラーでもこの位すごいものが出来てしまうのは感心しました。


あとは今月号の模型誌各誌に載ってた作例以外の気になった情報と新製品情報からいくつかピックアップ。
まずはZガンダムの劇場化の報。三部作構成、監督は富野氏、位しかわかっていませんが、純粋にどういった形で仕上がるのか興味がありますね。これに伴いいろいろ商品企画とか動くのでしょうけどそんなことはどうでもよくて富野氏が嫌いだといってたらしいZをどう決着つけるのかを私自身は楽しみにしたいと思っています。
ガンプラ新製品はMGフリーダム、HGUC百式メガバズーカランチャーつき、1/100アストレイブルーフレームがセカンドLで、HGハイペリオンガンダム、が最新のキット化情報ですかね。MGフリーダムはキット化イメージ画像画あまり好みでないのが気になりますが良いものに仕上がってくるだろうことはMGストライクで証明済みですね。百式のメガバズつきはZ映画化の報告のタイミングを狙ったのでしょうか?個人的にはうれしいです。この勢いでメガライダーも是非キット化をお願いしたいところ。1/100アストレイの青はまさかセカンドLで出るとは思いもしなかったです。この勢いで天(アマツ)までキット化してほしいところです。
今月の新製品情報の中でもっとも欲しいのがラジコンガンタンク!しかも対戦可能!カラバリ有!でも値段が10290円(税込み)!高い、高いぞ!バンダイ!B-CLUBからはHGUCハイザック用メガランチャーが6月に発売とのこと。これも高い。
ガンダム関係以外の気になる商品はというとまずはこれ。タカラのRCジェットモグラ。先述のRCガンタンクと同じスケールで値段は6300円(税込み)専用の台座までついてるのにこの値段はかなりお得な気がします。ナウシカの金型がツクダからバンダイに行ったみたいでリニューアルされスナップフィット&色プラ化されるとのこと。この間ツクダのガンシップ見つけて買ったばかりなのに・・・。
コトブキヤからはディテールアップパーツの新作6点が6月に出ます。どれもガンプラなどのキャラクター系には使えそうな感じのものですね。
フィギュアでユージンのSRDX B・ジェニーがいいですね。飢狼シリーズに出てくるキャラクターです。CM’sとのコラボでやまとからはブリスターパックでミリアが発売。あの1/60クヮドランローにあわせて作られたものらしいです。これだけでも欲しいですね。CM’sのマクロスコレクションPART1からは限定アイテムがイベントとかのみで発売されるそう。関西圏では入手は難しいかな。既発売のPART2は私はまだ一度も見たことありません。バンダイ・ベンダー事業部からHGシリーズでスパロボヒロインが発売。全部欲しい。またまたCM’sからミニフィギュアコレクションダグラム!どれもすばらしい出来でかぶってもそう苦にはならないでしょう。ダグラムは前期型(ヤクトタイプでないほう)で立体化です。S.I.C龍騎は想像以上によい出来でかなり動くところが良いですな。サバイブよりはノーマルのほうが好き。ハセガワのテムジンは先日行われた静岡ホビーショーで全身試作が公開されたそうですが発売が7月に延期されました。その分かなり良い物になると思いますね。VF-1バルキリーはストライクとスーパーのコンパチキットになって7月に再登場。マクロスゼロシリーズからはVF-0Bが発売。複座になったタイプですね。劇中未登場の期待ということです。イオタSVRの金型マスターが紹介されてました。やはり美しいですねこのラインは。ハリアーⅡバリエーションではナイトアタックが。プラッツからはあの悪役1号がインジェクションキット化。発売時期未定ながらも期待大です。艦船モデルのほうではトランペッターから二ミッツ級空母が1mもある1/350でキット化されるとか。このサイズのドラグナーとかあれば甲板に乗せてみたくなるのはロートルだからでしょうか?きっとモデルグラフィック誌ではやってくれると信じる。

とまぁ、長々と書いてきましたが今月もガンプラが中心なのは仕方がないとして、スケール物はかなり驚くアイテムがラインナップされてて記事読んでるだけでも楽しいですね。

そんな模型誌を読みふけていると作業が進まないのでした。
それではまた。

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